つい先日、ワクチン接種のバイトへ行ってきました。
どこの接種会場も看護師の人でが足りないようで少し慌ただしい印象がありました。
この記事ではバイトを検討している看護師に、ワクチン接種バイトの業務はこんな感じだよということを少しでもイメージしていただけたらなと思っています。
・コロナワクチン接種バイトでの業務内容
・ワクチン接種バイトの給料
・ワクチン接種のバイトへの応募方法
コロナワクチン接種の看護師の業務内容

私が行った会場では、看護師の動きを4つに分け2時間ずつのローテーションで業務をすすめていたのでひとつづつ詳しく説明していきます。
事前問診
まず、ワクチン接種を受けに来た方の問診を行います。
来た時点で
・体調が優れない
・熱がある(37.5℃以上)
などの症状がある場合には、当日ワクチン接種を行えないので事前問診で確認します。
その後、医師の問診へ誘導します。
事前問診業務は来所者が来るタイミングが重なると少しばたばたし始めますが、忙しい波も5分ほどでおさまっていきました。
希釈
私が行った会場では、ファイザー社のワクチンを使用していました。
希釈方法は事前に派遣会社から、希釈方法についての説明動画が送られてきて流れは一通り確認しており、会場でも他の派遣看護師が教えてくれたので不安なく行うことができました。
- 手順1バイアルを上下に10回ゆっくりとふる
激しくふるとワクチンの繊維が壊れるので注意
- 手順2希釈用シリンジに生理食塩水を1.8ml吸い上げる
- 手順3生理食塩水で静かに希釈
- 手順4希釈したワクチンを上下に10回ゆっくりとふる
- 手順5接種用シリンジで0.3ml吸い上げる
間違いがないよう必ずダブルチェックを行います。
1バイアルから6つのシリンジを準備します。
参考文献 ファイザー新型コロナワクチンに係る説明資料 出版:ファイザー社
希釈業務はミスが無いように2人1組で必ず確認しあって行いました。看護師控室で事務作業のように淡々とこなしてく形でした
ワクチン接種
事務の方が来所者を接種場まで案内し、副反応の注意事項の書類を渡してくれます。
接種場はパイプ椅子が等間隔で並べられそこに座っていただき、看護師が移動し列ごとにワクチンを打っていく方法でした。
打つ時は看護師2人1組で、1人はワクチン接種をする人。もう1人は問診表に接種時間の記載と薬剤名がかかれた接種シールを貼る人に分かれてワクチン接種をすすめていきます。
ここで接種後の注意点を説明します。
• 接種後15分の待機
•注射部位はもまない
• 当日は30分程度なら入浴は問題ない
• 飲酒や激しい運動は控えること など
ワクチン接種と経過観察の担当が分かれていたため、ワクチン接種だけに専念できました。次から次へと来所者が来るので、スピード感が求められるなと感じました。
経過観察
ワクチン接種が終了した方の経過観察を行います。
ワクチン接種後は、副反応が出る可能性があるためそのままの席で15分待機します。その間に体調が悪くなった方がいれば、看護師が対応し、必要であれば医師に対応を仰ぎます。
私が行った会場では、体調が悪くなる方はいませんでした。
経過観察中は、看護師は椅子に座って待機していました。特に体調不良の方がいなければ大きな動きはなく、15分待機終了者に声をかけ誘導することがメインの業務でした。
ワクチンバイトの給料

私が今回いったところは時給2600円でした。7時間勤務だったので1日18,200円でした。
求人を見る限りでは最低でも時給2500円からの募集で、高いところでは時給4000円の求人もありかなり高時給のバイトといえるのではないでしょうか。
ワクチンバイトの応募方法

では、コロナワクチンのバイトへの応募方法をご紹介します。
派遣会社
ワクチン接種のバイトは派遣会社からの求人が一番多くあります。私もこのパターンから応募しました。
派遣会社からの求人は単発から勤務可能のものが多く、空いた時間で自分の好きな時に働くことができるのが大きなメリットです。
求人も豊富にあるため、場所や給与を踏まえて応募するのがいいと思います。
私は
- MC─ナースネット
- MRT
のふたつの派遣会社に登録して求人を探しています。
企業募集
ワクチンの職域接種が開始されため、企業から直接求人がでています。企業の求人は給与にかなり幅があり、時給の高い求人はすぐに締め切られてしまうためこまめにチェックが必要です。
病院・クリニック
個人の病院やクリニックでワクチン接種を行っているところでも求人が出ています。
私も知り合いから、クリニックで人手が足りないから手伝ってと声をかけられたりもしています。
ネット検索で求人が出てきますので、気になったら調べてみるのもいいと思います。
コロナワクチン接種バイトに行ってみた感想

今回始めてコロナのワクチン接種バイトへ行ってみて、業務開始前に会場の流れや業務内容について説明があったため1日を通して流れが把握しやすかったです。
また、他の看護師さんもみんなバイトで来ている人たちなのでわからない度合は同じぐらい。そのため全体で教えあったり、協力しあおうという雰囲気があり働きやすかったです。
疲れたなと思うところは、来所者が来ない時間帯はひますぎて辛かったです。ただでさえ、あまり業務量は多くないのにさらにすることがなくなると時間の経過が遅く感じて辛かったです。ただ、比較的緩い雰囲気ではあるので、他の看護師さんとお話しながら来所者がくるのを待っていました。
結果として、ワクチンバイトは高時給で働きやすさも感じれたので今後もすこし挑戦してみようかなと個人的には思いました。
気になる人はぜひ!
参考文献:新型コロナワクチンの副反応に係る体制の概要について 厚生労働省
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